ハイスピードプラスエリアモードとは、通常のWiMAX回線での通信とは違い、WiMAX回線とLTE回線を束ねることでより高速かつ広範囲な通信を行うモードです。
一見便利な機能ですが、7GBを超えると速度が激遅になるので要注意。
通常のWiMAX回線のみによる通信を「ハイスピードモード」といいます。
それにLTEの通信エリアを足す(プラスする)から「ハイスピード”プラスエリア”モード」というわけです。
ちなみに、「LTEオプション無料!」という表記を見かけたことがある人も多いと思いますが、LTEオプション=ハイスピードプラスエリアモードという認識で大丈夫です。
ハイスピードプラスエリアモードの速度制限に要注意
公式サイトの注意書きでもちゃんと書いてありますが、ハイスピードプラスエリアモード利用時には7GBまでの月間通信量制限があります。
一ヶ月間で7GB以上ハイスピードプラスエリアモードを使ってしまうと速度制限がかかり、128kbpsという低速通信になります。
この128kbpsがどれほど遅いのかというと、「なんとか検索できる」程度の速度です。短気な人ならケータイやスマホを放り投げる程度には遅いです。YouTubeなどのインターネット動画や画像の表示はあきらめた方がいいでしょう。
ハイスピードプラスエリアモードで制限がかかるとWiMAX回線の速度も遅くなる
実は、ハイスピードプラスエリアモードで制限がかかると、LTE回線を使用しない通常の通信モードである「ハイスピード」も月末まで128kbpsに制限されていまいます。
「え、なんで?WiMAX回線も制限されちゃうの?」と思う人もいるかと思いますが、そういうシステムだからとしか言いようがありません。
安易にハイスピードプラスエリアモードを利用するのは避けましょう。
追加料金で速度制限を解除するのも無理
ケータイキャリアなどでは、速度制限にかかると、追加で料金を支払うことで通信量の上限を解除できます。
しかし、WiMAXの場合はそれができません。ハイスピードプラスエリアモードで速度制限にかかると、月末までは通信速度が遅いままです。
ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合は1ヶ月で7GBを超えないように注意しましょう。
もちろん、プラスエリアじゃないハイスピードモードでなら7GBを超えても大丈夫ですよ。
モード切替の手順:4回タップするだけで超簡単
下の写真を見てください。左の赤丸の中にHSって書かれていますよね。これはハイスピードモードの状態を表しています。(WiMAX回線による通常の通信モード時)
*操作機種はW05です。
まずは、通信モード設定を押します。
次に、ハイスピードプラスエリアを押します。
注意画面が表示されるので、OKを押します。
ハイスピードプラスエリアの横の丸がオレンジ色に変化していることを確認して、本体画面右上のチェックマークを押します。
すると、トップ画面に切り替わるので、本体画面左上を確認します。
最初は「HS」と表示されていたのが「HS+A」に表示が変わっていますね。これがハイスピードプラスエリアモードの状態です。
WiMAXはハイスピードプラスエリアモードが無料になった
WiMAXではこれまで、2年契約と3年契約のどちらかを選べました。
そして、2年契約には契約期間が短いというメリットが、3年契約にはハイスピードプラスエリアモードが無料になるというメリットがありました。
ハイスピードプラスエリアモードは、利用した月のみ1,000円の料金がかかるという仕組み。
しかし、2年契約ができるプロバイダが無くなり、3年契約が主になった現状では実質的にハイスピードプラスエリアモードは無料で利用できるサービスとなりました。
いま契約するのにおすすめのプロバイダはBroad WiMAX
以前は2年契約ができるプロバイダが重宝されていましたが、2019年4月現在では契約期間の長さに関してはどのプロバイダも横並びです。
そんな中で評価が上昇したプロバイダがBroad WiMAXです。詳しくは以下の記事で解説しています。
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