WiMAXってもう終わるの?と耳にすることがあります。なにか勘違いしている人が結構いるみたいですね。
旧WiMAXの電波は終わりますが、WiMAX2+による通信サービスは終わりません。
WiMAXが終わると聞くと、WiMAX全体のサービスが終わるように聞こえてしまうのが原因かと思いますが、終了するのはWiMAX系通信サービスの内のWiMAX(旧WiMAX)だけです。
「WiMAXは終了する」の意味
単に「WiMAX」と言うと、WiMAX系による通信サービス全体のことを指す場合が多いです。
WiMAX系のそれぞれを明確に区別すると、日本で商用利用されているWiMAXとWiMAX2+、WiMAX2+の改良前のWiMAX2(名前に+が付かない)の3種類が存在します。
「+」の付いていないWiMAX2の技術は、商用利用するには不向きだったため、改良してWiMAX2+が生みだされました。
私たちは現在、WiMAXとWiMAX2+の2種類による通信サービスを利用できます。
「WiMAXが終わる」というのは「今利用されているWiMAX系通信サービスであるWiMAXとWiMAX2+の内、WiMAXの方が終了する」という意味です。
「WiMAX系全体を指すWiMAX」の意味ではありません。
ここからは区別しやすいように、終了する方を旧WiMAXと呼びます。
旧WiMAXの電波はいつ止まるのか
旧WiMAXは2009年2月に提供が開始されましたが、2020年3月31日に終了することが決定されました。
旧WiMAXの新規申し込みの受け付け自体は9月30日に終了しています。
契約の際に利用者が特に意識することはない
WiMAX通信サービスの契約を申し込む際に、利用者側がなにかしなければいけないということはありません。
旧WiMAXの受け付けはすでに終了していて、利用できるのはWiMAX2+のみです。
最新の端末はすべてWiMAX2+の通信に対応しているので、特に心配もいりません。利用者が考えることは「契約するにはどのプロバイダがいいか」だけです。
WiMAXプロバイダの正しい選び方
WiMAXには20社以上のプロバイダが存在します。
すべてのプロバイダを隅から隅まで比較して見て回るのは大変なので、お得なWiMAXプロバイダの選び方を簡単に解説します。
プロバイダとはWiMAX通信サービスを提供する会社のことです。
WiMAX回線自体はUQコミュニケーションズという企業が提供していて、プロバイダはその回線を利用してサービスを提供しています。
WiMAXのプロバイダには多くの共通点が存在する
WiMAXには多くのプロバイダが存在しますが、全てに共通することがあります。
- どのプロバイダでも選べる端末(ルーター)は同じ
- どのプロバイダでも端末代金は無料(無料ではないプロバイダも一部存在)
- どのプロバイダも初期費用は3,000円
- どのプロバイダも通信速度、通信エリア、通信制限は同じ
- どのプロバイダも契約期間は2年か3年(2年契約可能なプロバイダは料金が高いので実質的な選択肢は3年のみ)
つまり、プロバイダごとに違いが出るのは以下の3つだけです。
- 月額料金
- キャンペーンや特典の内容
- サポート内容
プロバイダ選びは総合評価
WiMAXのプロバイダ選びで大切なのは、上記の1~3の総合評価で見比べることです。
料金が安くてもサポートがしっかりしていなければダメです。2~3年も使うわけですからいざというときに対処できるプロバイダで無くてはいけません。
逆に、サポートだけがしっかりしていても料金が高ければお得とは言えません。
ネット系プロバイダから契約を申し込もう
プロバイダは大きく分けて2種類存在します。
一つは家電量販店などが運営する実店舗で販売を行う店舗系プロバイダ。もう一つはネット上で販売を行うネット系プロバイダ。
店舗系プロバイダ | 2年契約できるところは多いが料金が高く割に合わない |
ネット系プロバイダ | 2年契約できるところがほとんどない代わりに料金が安い |
まず絶対条件として、お得に契約したいならネット系プロバイダから申し込むようにしましょう。
理由は単純で、ネット系プロバイダの方が料金が安いからです。
店舗系プロバイダは店舗代や人件費がかかる傾向があるので、その分料金が高めに設定されています。店員さんに直接話しを聞きながら契約を申し込めるというメリットはありますが、WiMAXは非常に簡単に利用できる仕組みなので、特に説明などは必要ありません。
ネット系プロバイダの中からどれを選ぶかがWiMAXのプロバイダ選びの本番ですが、その中でも特におすすめなプロバイダについて解説した記事を書きましたのでそちらをご覧ください。
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